不妊治療 卵胞刺激ホルモン FSHの作用 低温期にFSHの値が高いのは卵巣が弱っている証拠

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不妊治療の中で重要な役割を果たしている卵胞刺激ホルモン。
妊娠を望むなら、卵胞刺激ホルモンの分泌は欠かせません。
この卵胞刺激ホルモンはどのような作用をおこすのでしょうか、詳しく紹介していきます。

○卵胞刺激ホルモンとはどのようなホルモンなのでしょうか?
卵胞刺激ホルモンとはFollicle stimulating hormoneで略してFSHと呼ばれているホルモンです。
このホルモンは脳下垂体前葉から分泌されていて卵胞の成長と成熟を促す働きがあります。

このホルモンが不足すると高プロラクチン血症を引き起こす可能性があり、逆に多すぎると性腺機能不全もまってしまうことも
あります。
FSHは加齢と共に上昇していく傾向があり、基準値を大きく超えるようだと閉経が近づいているケースが多いようです。

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○卵胞刺激ホルモンは不妊治療とどのようなかかわりがあるのでしょうか?
卵胞刺激ホルモンは、低温期から排卵までに卵胞を育てて、成熟させる働きがあります。
より良い卵胞を育てるために卵胞に刺激を与えてくれるのですが、もともと卵胞が活発に活動している場合は、
刺激を与える必要もないので値は低いのですが、卵巣が弱っている時ほどたくさんの刺激を与えなければ卵胞が育たない為、
FSHが多く分泌されます。

なので、低温期にFSHの値が高いのは卵巣が弱っている証拠なので、成熟した卵胞が育ちにくくなってしまいます。
このような時は、慎重に卵巣刺激をおこなわなくてはいけません。
卵巣が弱っているからと言って強い刺激を与えてしまうとかえって反応が悪くなってしまうこともあり、逆に低刺激すぎても
卵胞が育ちません。

医師と相談しながらその時の状態に合わせた治療をおこなうと良いと思います。
FSHが高すぎる場合は、カウフマン療法などで卵巣をきちんと休ませてあげるのも1つの方法とされています。

不妊治療をしている方はこのFSHの値に一喜一憂してしまいがちですが、治療方法は色々ありますので、自分に合った方法を
色々と試してみると良いと思います。

 


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