体外受精は何回目ぐらいで妊娠するのか 

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タイミング治療や人工授精を行っても妊娠に至らなかった場合は、体外受精にステップアップします。

体外受精では、8割の方が3回目までに妊娠、9割の方が5回までに妊娠されている方が多いようです。
それでは、体外受精治療についてご説明致します。

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【体外受精とは】

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体外受精は、ホルモン剤の投与により成熟した卵子を取り出し、体外で受精させたのち、子宮に戻して着床させる治療法です。
現在、体外受精によって産まれた子供は累計10万人以上、年間では2万人と増え続けています。
費用は1回の治療で20万~30万円程です。

【体外受精に適応がある方】

○卵管性不妊・・・精子と卵子が出会う卵管が塞がっている
○男性因子不妊・・・精子が少ない、動きが悪い
○免疫性不妊・・・女性の体の中に精子を攻撃する物質があり、多くの精子が動かなくなってしまう
○子宮内膜症・・・子宮内膜症などが原因で排卵できなかったり、卵管が塞がっている
○原因不明不妊症・・・検査上で原因が特定できない

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【体外受精治療の流れ】

○卵巣刺激・・・月経3日目から、たくさんの卵が育つように卵巣を刺激します。(注射、点鼻薬、内服など)
卵胞が十分に発育したら、採卵日を決めます。
○採卵・・・予定した採卵日に来院して、卵巣から成熟卵を経膣超音波ガイド下に採取します。
麻酔は、病院によっても異なりますが、静脈麻酔を使用する所が多いようです。
男性は、自宅又は病院にて精液を採取します。
○媒精・・・受精に最適な環境、培養液の中で、1個の卵子に対し、洗浄、調整した元気のよい精子をかけ合わせて培養します。
○胚移植・・・培養液で2~3日培養後(長期培養した受精卵は5~6日)、受精した卵の分割を確認し、受精卵を細いチュ-ブを使って子宮に戻します。
○黄体補充・・・受精卵の着床を助けるために、注射、内服、膣座薬でホルモンを補充します。

1回目の体外受精での妊娠率は、20%程度です。
体外受精は、2回、3回と繰り返すことで着実に妊娠する確率が高くなりますので、1回目で妊娠できなかったからといって諦めないでください。
私も1回目の体外受精では、妊娠できませんでしたが、諦めずに治療を続けています。


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