不妊治療の中で障害児ができやすい治療はあるのか

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不妊治療で生まれた子供は障害がある確率が高いのでは?と気にしている方が多いようです。
本当に不妊治療をすることによって障害のある子供が生まれる可能性が高まるのか?
不妊治療の内容によって障害児が生まれるリスクが高まるのか?気になるところだと思います。
○なぜ不妊治療で障害児が生まれるリスクが高くなるという考えになるのでしょうか?
不妊治療と障害を結びつけて考えてしまいがちなのにはいくつか理由があります。

無排卵の治療で使用される排卵誘発剤を使用することにより双子や三つ子などの多胎児が生まれるリスクが高まるのは確かです。
多胎妊娠は、早産の可能性や多胎特有の合併症などのリスクが高まります。

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そして、高齢出産の場合、若い女性が出産した時に比べてダウン症などのリスクが高まると言われています。
不妊治療を受けている高齢の女性の割合が高い為、不妊治療=障害児が・・・と結びつけて考えてしまっている場合もあります。
ですが、上に挙げたどちらも不妊治療が原因なわけではなく、多胎や高齢が原因なので不妊治療とは関係がありません。
○不妊治療の種類によって障害児のリスクが高まるのでしょうか?
不妊治療には、排卵日の指導をしてもらうタイミング指導や、排卵をさせるための排卵誘発剤の服用や注射、
人工授精や体外授精、顕微授精などたくさんあります。
現時点で、これらの不妊治療が原因で障害児が生まれるという医学的根拠は無いとされています。

ですが「人工授精」「体外・顕微授精」などの言葉の響きから、自然妊娠だったら受精できなかったものを人工的に自然に
逆らって無理やり授精させた、という間違った認識から障害と結びつけてしまう方もいるのかもしれません。
もちろん人工授精だろうが体外授精・顕微授精だろうが受精する力がない時は受精はできません。

不妊治療で生まれた赤ちゃんが障害を持っていたという事もあると思いますが、それは不妊治療でなくても同じ事です。
不妊治療だからといって特別そのリスクがあがるということは無いと思います。なので不妊治療とは関係がありません。


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