排卵誘発剤のデメリットとメリット 複数の卵胞が排卵する可能性がある為、双子・三つ子などの多胎妊娠の確率が高まってしまう

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不妊治療の中で頻繁に使われる排卵誘発剤。
排卵誘発剤には経口タイプのものや注射タイプのものまで種類が様々です。
この排卵誘発剤を使用した不妊治療のメリット・デメリットはどのようなものなのでしょうか?

○排卵誘発剤を使用した時のメリットはなんでしょうか?
排卵誘発剤のメリットは名前からもわかるとおり、排卵が困難な時の排卵を手助けしてくれるという点です。
排卵しないと妊娠はできないので、排卵誘発剤は不妊治療の中でとても重要な役割を果たしています。

そして排卵をしている人でも、排卵誘発剤を服用することによって、より質の良い卵胞を育てることができます。
それだけではなく、複数個の卵子が排卵っすることもあるのでそれだけ妊娠率の上昇につながります。

排卵日を特定してタイミングをとることは妊娠の確率を上げるためにとても重要になってきます。
排卵誘発剤を決められた時期から服用することにより排卵日を特定しやすいのでその点もメリットになると思います。
○では逆に排卵誘発剤のデメリットはあるのでしょうか?
排卵誘発剤のデメリットは、複数の卵胞が排卵する可能性がある為、双子・三つ子などの多胎妊娠の確率が高まってしまうという点です。

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そして、排卵誘発剤の代表格「クロミッド」は身体への負担が少なく、多数の病院で使われている反面、長期服用により子宮内膜が薄くなってしまったり、
頸管粘液が減少してしまい受精しにくくなってしまうなどのデメリットもあります。

さらに、経口タイプの排卵誘発剤に加えて、注射での排卵誘発を行うと刺激が大きすぎて卵巣が腫れてしまったり
腹水が溜まってしまうOHSSを引き起こしてしまう可能性があります。
OHSSは一度なってしまうと同じ治療を再びおこなうことができなくなってしまう可能性もあるので注意が必要です。

排卵誘発剤は、不妊治療の初期段階で使われる事が多いポピュラーな治療法です。
種類もたくさんありますので、デメリットを考慮しながら自分自身に合った排卵誘発の方法を見つけていくのが良いと思います。


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