不妊治療・クロミッドとは クロミッドが性腺刺激ホルモンの分泌を増やすことにより卵胞の質を向上させ排卵

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不妊治療で使われる薬は多数ありますが、その中でも使用される頻度が高いのが「クロミッド」という排卵誘発剤です。
クロミッドは排卵誘発剤の中で最もポピュラーなもので、不妊治療で薬を飲み始めることになった場合、まずはクロミッドから、
という形で始めることも多いです。
このクロミッドはどのような薬なのか、不妊治療の中でどのような働きがあるのかを紹介していきます。
○クロミッドとはどのような薬なのでしょうか?
クロミッドの成分はクロミフェンクエン酸塩と呼ばれるものです。
このクロミッドが性腺刺激ホルモンの分泌を増やすことにより卵胞の質を向上させ排卵しやすい環境を作ってくれます。
1968年から販売されている歴史の深い薬剤です。
白色の錠剤で、味は若干の苦味があります。
○クロミッドと不妊治療の関係はどのようなものでしょうか?
クロミッドは排卵誘発剤という名前のとおり、無排卵の治療で使われる事が多いです。
排卵しない事には妊娠できないわけで、排卵に問題がある場合に使用されます。
身体への負担が少ないという事から治療の初期段階から選択されることが多いです。
無排卵に限らず、きちんと排卵している人でも卵胞の質を良くする目的でクロミッドを服用するケースもあるようです。

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クロミッド服用のメリットは
・排卵する卵胞の数が増える
・卵胞の質の向上
・月経周期の改善
などがあげられます。

逆にデメリットは
・多胎妊娠の確率がアップ
・ 子宮頸管粘液の減少
・ 子宮内膜が薄くなる
などがあげられます。

デメリットに挙げた子宮頸管粘液の減少や子宮内膜が薄くなってしまうなどは、服用してすぐに起こるものではなく長期服用が
原因とされています。
なので、6ヶ月以上継続して服用することはあまり無いそうです。
デメリットが気になる場合はフーナーテストや子宮内膜の測定などを定期的におこなうことでデメリットが発生していないかをチェックしていくと良いと思います。

不妊治療でもっともポピュラーに使用されているものなので、タイミング法でもなかなか結果が出ない場合は試してみても良いと思います。


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